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車椅子の空気圧について
また、続きです。

車輪が固い平滑面を転がる場合、幅が狭いタイヤは、転がるときに摩擦抵抗を少なくできますので、その点では有利です。

幅が狭いということは、タイヤの厚さが同じなら、タイヤの内部の容積は小さくなります。ですから、幅の狭いタイヤは中の空気圧は高圧にならざるを得ません。

なぜでしょうか?

タイヤの中に入れた空気は、いつの間にか抜けてしまうからです。バルブやゴムを通して空気がほんのわずかですが、抜け出してしまうからです。まだ、永遠に空気が抜けないタイヤはありません。(窒素だけを入れると抜けるのが遅くなりますね)

容積が大きいタイヤをイメージしてください。例えば、ダンプカーのタイヤです。内圧は少なくても大丈夫です。圧力が少ないほど、空気の漏れは少なくなります。また、単位時間当たりのもれる量が同じなら、もとの容積が大きいほうが、変化は少なくなります。つまり、少しくらい空気が抜けても、内部の形状を保つことができるというわけです。

ですから容積の小さなタイヤは、少し抜けただけで、タイヤは、へこんでしまいます。

では、パンテーラの標準7.5気圧(キロ)入れたタイヤは、どのくらいでへこんでしまうのでしょうか?実験してみました。

5気圧くらいに減っても、何ら変化なしです。ただし、体重が70圓らいの人ですよ。

写真をご覧ください。7、5気圧のときの状態です。接地面を確認するために紙を両方から入れてみました。その間隔は約7、5cmです。



3気圧に下げてみました。約10cmになりました。



それでも全く問題ありません。角の立った障害物に激しくぶつからない限り車輪のリムを傷めることはありません。



パンテーラの場合は、丈夫なチタンのハンドリングの径のほうが車輪のリム径より大きいので、仮にタイヤが完全につぶれたとしても、大丈夫になっています。この点もパンテーラの魅力のひとつです。激しく使う方にも、安心の構造です。

では、3気圧とはどんなものでしょうか?もちろんゲージで計測すればいいのですが、ゲージがなくても大丈夫です。タイヤをつまんでみればすぐわかります。強くつまむと少しへこむ程度が3気圧です。



高圧タイヤは、指で押しただけではわかりません。親指と人差指でつまむことです。もちろん、それ以外のつまみ方でもいいのですが・・・。

ついでですが、車椅子で階段を上り下りするときは、空気圧をこの程度に下げたほうがやりやすいですよ。これはオフロード用の自転車やオートバイと場合と同じですね。
カテゴリ:- | 22:35 | comments(5) | - | -
コメント
>激しく使う方にも、安心の構造

このフレーズは、心底安心するというかしっくり来ます。
丈夫な高圧タイヤで安心感も生まれ、子どもの世界を胸張って応援できます。

花見に行った小高い丘。
息子は芝生広場や未舗装の遊歩道に突っ込み、ひたすら突き進んでぬかるみや大きな岩と相撲を取りながら、急斜面をものともせず・・・パンちゃんと泥んこあそび満喫でした。

息子も大満足のお散歩が、日々実現出来る所以ですね^^

| はるくんのママ | 2008/04/07 11:30 PM |
はるくんのママ!

いつもありがとうございます。元気にミクロを使っていただいている様子がよくわかります。

ミクロ(車椅子)が役に立っているという話は、この仕事をやっているものにとっては、大きな励みになります。

ところで、空気入れはどうされていますか?困っていませんか?
| 光野 | 2008/04/08 9:06 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2008/04/08 5:39 PM |
はるくんのママ!

早速のご返事ありがとうございます。

フレンチ・バルブだと戸惑う事業者もおられますので、
「はるくんのママ」が、ご存知なら何も心配なし!です。

私は町田に住んでいます。
ミクロで、何か困ったことあれば、ぢうぞご連絡ください。




| 光野 | 2008/04/08 10:59 PM |

自転車、シティサイクルの空気圧に付いて調べていたら、辿り着きました。
  タイヤの横を強くつまむと少しへこむ程度が3気圧  ですかね。
7.5や5気圧を計った方が書いておられるのだから、信ぴょう性がありますね。
この車椅子は仏式だから計れるのかな?それなら正確ですね。
英式はなんだか面倒で…自転車便利なのに、適性空気圧がイマイチ分かりません。

スーパーで貸し出し車いすタイヤつまんだら、入ってる?と言うくらいペコペコでした。あれは駄目だ…
老人、自分自身、いつどうなるか分からないのが、他人事感を吹き飛ばします。
| 春 | 2014/12/09 9:47 PM |
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