8月を除いて毎月1日だけ土曜日出勤日を設けています。この日は、普段できないことをやる日にしています。勉強会になることが多いのですが、2月1日(土)はかねてから企画していた「10年後のでく工房」を考えるために丸一日かけました。今年が40周年ですので、50周年をどういうカタチで迎えられるかということでもあります。
ブレインストーミングから始め、KJ法でポスターを作成し、各自発表してもらいました。
10年後のあるべき姿をお互い確認しておこうということです。みんなでどこかへ行こうという時に、山に行くのか海に行くのかではずいぶん違いますし、同じ山でも、どんな山なのかイメージが異なると話がかみ合いません。
できるだけ同じ山のイメージを持って具体的に準備をしないと、体力もそうですが装備もバラバラになります。そんな状態で歩き始めると途中で落伍する人もでてくるだろうし、最悪の事態としては全員遭難ということも起こりかねません。
3つのキーワードでブレインストーミングを行い、ウォーミングアップ。その後、本番の「10年後のでく工房」をキーワードにしてブレインストーミング。
僕がすべての発言をホワイトボードにメモしました。次は「輝いて生きるには?」でした。
3番目は 「もし私がクライアントだったら?」という問い掛けです。頭が柔らかくなったところで、本番の「10年後は?」でした。
カルタ取りみたいですね!
ウォーミングアップでやったのも本番で出てきた意見もすべてカード化して、KJ法をやってみました。初めての人ばっかりでしたが、日ごろのチームワークの良さが発揮できたようで、深い議論もでき、実にうまくいきました。いよいよ「チームでく」が本格的にスタートします。
今回だけで方向が決まるとは思っていませんが、このような機会をこれからも作っていくことの必要性を改めて認識しました。これからは具体化へ向けたディスカッションが始まります。具体化をイメージする中でめざすところがもっとはっきりと見えてくるはずです。
下は昨年皆で確認したもので、でく工房の企業理念です。
実は、ちょうど40年前の今の季節に、僕らはこんなやり方で、まだ見ぬ「でく工房」を一所懸命イメージし、その実現をめざして走り始めるスタートを切りました。詳しくは「街の小さな木工所から」(竹野広行著 はる書房)ご参照ください。