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「すわる」ということ― その 二足歩行
犬と猿、そして人です。たぶん雉(キジ)は上空に舞い、鬼が島の方向を確認しているところだろうと思います。



こうやって丸裸にされ、しかも骨まで見通されてしまった図を見せられてしまうと、犬や猿は鬼退治なんか馬鹿らしくなるかもしれませんね。

骨のつくりだけ見てみると、そう差はないようだし・・・。何でキビ団子くらいに釣られてここまでやってきたのかと、キジ以外は後悔するかもしれませんね。

しかし歴然とした差は、二足歩行という移動様式にあります。

実は、このシリーズの「その 立位とは」で、最初にご紹介したかったのが、この図でした。やっと仕舞っておいた場所が見つかりました。捜して見つかるものではなく、他のモノを捜していていたら出てきたのです。

用意周到とは全く逆で、泥縄と言うよりは、衝動的思いつきの「出たとこ勝負!」でブログ作成を楽しんでいるのが、バレます(とうに、バレてますか)が、それも人生の妙なる喜びとご勘弁ください。

ご覧の通り、サルはヒトに極めて近いと言われていますが、骨格構造を見ると、イヌに近いように見えます。

サルは時々、上手に立ちますが、脅かすと必ず四つ這いで逃げます。急に立ちあがって逃げたら、それはサルではなくヒトです。間違いない!

もちろん、驚いて腰を抜かし四つ這いで逃げるヒトはおります。しかし、驚いて立ち上がって逃げるサルはいないということです。(そこのところ、ヨ・ロ・シ・ク!)

ここで、注目していただきたいのは、それぞれの背骨の形状と骨盤、そして肩甲骨です。

イヌの脊柱はアーチ型ですが、その先に頭が付いており、目鼻は脊柱の方向に沿って付いています。イヌは四つ這いに適応した骨格構造を持っています。

ヒトの目鼻は、脊柱の方向からおよそ90度ずれています。二足歩行には、こうでないと困りますね。雨水は鼻の中に直撃です。

サーカスのイヌは立って移動もできますが、彼らは前方を見るのに大変苦労しています。四つ這いの状態だったら一生懸命に下を見ているわけです。

逆にわれわれ人類も四つ這いはできますが、進行方向の安全を宅人するためには、首はしっかり上を向くようにしておかないといけません。

実は、この90度の差こそが、四足動物との差なのです。(つづく)
カテゴリ:「すわる」ということ | 23:52 | comments(0) | - | -
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