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「すわる」ということ― その 仙腸関節と仙腰関節
お待たせしました。骨盤物語の再開です。

骨盤は、バランスの取れた立位をとる基礎になります。言い換えれば、骨盤の傾きが脊柱のカーブを決定します。

このことを、明確に教えてくれたのが、スウェーデンの理学療法士のベンクト・エングストロームさんです。1994年に僕らが翻訳した本「からだにやさしい車椅子のすすめ(三輪書店)」でした。



遊園地で、疑似体験はありますが、僕はまだ本格的(?)無重力の体験がありません。しかし、重力がない世界だと骨盤が傾いても、脊柱は変化しないはずです。

重力があるがために、その中で、バランスをとるために脊柱のカーブは変わるのです。

骨盤の傾きが脊柱のカーブを決めるのです。仙骨は仙腸関節によって腸骨とつながってわずかな動きはあるものの、一体化しています。後傾した骨盤とは、脊柱の土台になる仙骨が傾くことに他なりません。



それでは、いよいよ座位の話になりますが、台の上に腰をおろし、背筋をしっかり伸ばすと、坐骨が支持点になります。ここで上半身の力を抜くと、坐骨を始点にして骨盤は後ろに少し倒れます。


骨盤が倒れると、立位のときと同様に脊柱のカーブが変わります。これまでのダブルS字カーブ(頚椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯、仙骨・尾骨部後弯)からCカーブに変わります。バランスをとるためですね。(つづく)
カテゴリ:「すわる」ということ | 22:57 | comments(0) | - | -
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