<< 象の檻? | main | 総会、そして研修会(速報) >>
「すわる」ということ― その ナメクジウオ
「骨盤物語」ではなかった、「すわる」シリーズは、製作者の都合により、予告なく勝手にお休みしておりました。本日から再開しますが、休み休みになるでしょう。と言うよりは、「ネタがたまったら掲載しますね」ということです。

つい最近のニュースですから、ご存知の方も多いと思いますが、そろそろホヤが旨くなる頃かなと思っていたやさきに、いきなり「人類の祖先はホヤではなかった」というのには、正直たまげてしまいました。

以下、毎日新聞からです。

脊椎動物:祖先はナメクジウオ ヒトと遺伝子6割共通

ヒトなど脊椎(せきつい)動物の祖先はホヤ類ではなく、ナメクジウオ類であることが、ナメクジウオの全遺伝情報(ゲノム)解読で分かった。京都大、国立遺伝学研究所や英米などの国際研究チームが突き止めた。19日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。

ナメクジウオは脊椎動物の前段階で背骨に似た筋肉組織を持つ「脊索(せきさく)動物」の一種。大きさは3〜5センチ。頭部はないが尾びれに似た器官があり、魚のように泳ぐ。ホヤも同じ仲間で、今から5億2000万年以上前に、ホヤ、ナメクジウオ、脊椎動物の順に進化したと考えられてきた。



研究チームの解析の結果、ナメクジウオのゲノムの大きさはヒトの約6分の1で、約2万1600個の遺伝子を特定した。このうち、1090個の遺伝子をホヤと比較し、ナメクジウオの方が早く現れ、原始的であることを確認した。また、遺伝子の6割がヒトと共通しており、並び順も似ていた。一方、ホヤは独自の進化を遂げた傍流と分かった。



佐藤矩行・京都大教授(発生ゲノム科学)は「ナメクジウオが脊椎動物の祖先に最も近い。ナメクジウオから脊椎動物が直接的に進化したと考えられる」と話す。【下桐実雅子】


なるほどですが、さて、このナメクジウオとは?

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、

全世界の暖かい浅海に生息している。尾ひれを持ち良く泳ぐことができるが、通常は海底の砂のなかに潜って生活している。ホヤなどと同様、水中の食物をろ過することで摂食している。雌雄異体であり、精子と卵を体外に放出し、体外受精を行う。

なかなか立派じゃないですか?

すると、「ホヤというやつは、そんなに偉いのかよ」という新たな疑問が立ち上がってきます。ホヤをなめたらあかんぜよ!

日本近海にはナメクジウオ Branchiostoma belcheri、カタナメクジウオ Epigonichthys maldivense、オナガナメクジウオ Epigonichthys lucayanum の3種が生息している。愛知県蒲郡市三河大島と広島県三原市有竜島がナメクジウオの生息地として天然記念物に指定されている。

「かつては食用とされた」とありますから、今は獲れなくなったということでしょう?ナメクジウオは、なめたり食べたりしては、いけないようです。

この話は、明日以降に続きます。いつ「すわる」が出てくるのかは、お楽しみに!
カテゴリ:「すわる」ということ | 23:48 | comments(0) | - | -
コメント
コメントする