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楽しくて・ちょっとためになり・元気がでる日(略称;楽タメ)

昨日、八王子で第1回「楽しくて・ちょっとためになり・元気がでる日(略称;楽タメ)」を車椅子シーティング介護研究会(代表・光野)が開催しました。

 

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(前略)法律の整備とともに、当たり前の生活を実現するためには福祉用具の活用が不可欠です。ご自身の力ではうまく坐ることができない方に対し、快適に坐るために工夫した福祉用具(主に車椅子や座位保持装置)の研究が必要です。また、その適切な供給のためノウハウなどを研究し情報を共有する場も必要です。

 

これまでは、研修会や展示会の開催を中心に活動してきましたが、地域で活動する当事者や介護に携わる方のお話しを聞き、日常の生活場面で困っていること将来の展望につながる情報などを共有する場として、家族や関係者が楽しめるイベントを企画しました。今回が初めての試みです。(パネルにした開催趣旨より)

 

 

昨年から企画していたものです。利用者や家族に展示会というかたちで用具を見てもらい試してもらう(4月の「キッズフェスタ」や10月の「子どもの福祉機器展」)というのも大事ですが、展示会では伝えきれない僕らの想いをかたちにしたものです。

 

初めての試みだったので、人が来てくれるのかとても不安でしたが、会場の大きさにちょうどあうくらいの来場者でしたし、何より来てくださった方々が口を揃えて「また来年も!」という声に、主催者としては安堵し励まされました。

 

開場はパーティションで2つに分け、手前は遊びのコーナーや相談コーナーで、奥はお話を聞く場に設定。

 

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最初は、遠山さんによる紙芝居。

 

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幕間に上演してもらいました。

 

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今回はほとんどが10分程度でしたが、それぞれにその独自な世界が展開されており、拍子木の音を合図に、大人たちも一瞬で引っ張り込まれて快感。不思議な体験でした。

 

 

次はオットーボックの中島さん。

 

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パラリンピックの舞台裏で選手の用具のメンテを引き受ける話です

 

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ご自身の体験に基づく話は説得力がありました。

 

続けて、「24時間コンセプト」の話。

 

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これは僕の持論でもあるのですが、どんな子でもいつも変化し発達している。そのことに着目し、それにふさわしい生活環境やその生活を実現する用具を提供すべきだということです。

 

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言語聴覚士(ST)の森岡さんからは、ST仲間たちと取り組んでいるボランティア活動の意義と実態を伝えてもらいました。

 

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いつも展示会では来場した子どもたちを楽しませてくれますが、その時の留意点などを含めたコツも教えていただきました。

 

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そして昼休み。

 

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早めに昼食が終わった方のために、紙芝居2本。皆大喜び。

 

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そして、今回の目玉の一つが重い障害を持った子を育ててきたお二人の母親(出口さんと安部井さん)の体験談。長年にわたり家族とともに地域で暮らす中で得られたノウハウとともに、その中で人生観や人間観などが垣間見られる話で、子どもとともに家族も成長していくことがよくわかりました。

 

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そのお二人から上手に話を聞きだしたのは、司会者の清水さん。清水さんはでく工房のある昭島市で、重症心身障害児の発達支援や放課後デイサービスの主宰者。

 

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右側のテーブルにはでくの「すくいやすい食器」とともに代表的な共用品のサンプルを展示。

 

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相談コーナーを代表して、理学療法士の小川さんの紹介。

 

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そして、最後の講演は、作業療法士で子どものシーティングを牽引してきた岸本さん。

 

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岸本さんはアフリカやチベットそして東南アジアなど発展途上国の支援活動でも有名ですが(僕も聞いてみたかったのですが)、今回会場から「どうしてそんな国に出かけるのですか」と質問。

 

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きっかけは教員時代にアフリカからの留学生のその後を知りたくて出向いたことだったそうだ。

 

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全くリハビリがない状況で(車)椅子を提供することで、子どもが激変するという事実にとても関心を持ったという答えには、思はず膝を打った。エビデンスという言葉が跋扈しているが、これ以上のエビデンスはあるまい。

 

わが国では、いわゆるリハビリや教育、あるいは薬など子どもの発達を促す手段はいくつもある。しかし、発展途上国ではそれらが皆無。そこにたった一つの用具が入るだけで、子どもが激変する。それ以外の因子がないというわけだ。

 

本人はその興味でとおっしゃるが、もちろんそれ以外の想いもあるのでしょう。

 

日本のこの分野の歴史も語ってもらった。

 

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若いころの僕らの写真や当時の用具も紹介され、いささか赤面。左のイラストは僕が描いたもの。

 

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僕は奥の会場の総合司会だったので、手前のコーナーの詳細はよくわからないが、大変にぎわっていたことはわかった。

 

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来場者の笑顔と励ましの声をいただくと、反省すべきは反省し、来年の開催に向けて企画していきたいと強く思いました。

 

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