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「すわる」ということ― その 脊椎の彎曲の進化(?)
久しぶりにこのシリ−ズに戻ります。先回は6月20日でナメクジウオの話しでしたね。

5月29日に「その 二足歩行」で示したのは、イヌ・サル・ヒトの骨格の図でしたが、本日は下の図を、とくとご覧ください。



この図は、この図は「美しく立つ −スポーツ医学が教える3つのA」の中に出ています。



渡會公治(東京大学大学院准教授・整形外科医・スポーツドクター) 著 文光堂

ちなみに、この3つのAとはこの本では、Anatomy(アナトミー:構造と機能),Alignment(アライメント:姿勢肢位の違い),Awareness(アウェアネス:身体を認識する)ということです。

以下は、その図の説明です。

図5−2 脊椎の彎曲の進化
脊椎の彎曲は長い進化の中でできあがっていった。魚類ではまっすぐな脊椎は、爬虫類では背側に凸となり4足歩行が可能となり、頚椎前彎ができ、後頭骨の発達、大後頭孔の相対的な移動となって頭が脊椎の腹側に向くヒトの特色ができあがった。(三木成夫、文献17より


そして、この三木成夫(みき しげお、1925年12月24日 - 1987年8月13日)とは東京芸術大学の先生でもあった有名な解剖学者・発生学者です。

僕がいい加減な説明をするより、こういう資料を示したほうが、きちんと理解していただけますよね。

このシリーズで前置きとして、「人体は長い年月を掛けて二足歩行に最適な構造を獲得した」ということを、まず結論付けておきたかったのです。

この本では、進化とありますが、僕は「変化した」というくらいがいいかなと思っています。

長々とここまで皆様を引っ張ってきましたが、「つまり、人体は座るために最適化した構造を持っていない」ということを、ただ単に述べておきたかっただけなのです。

これからが、本論です。しかし、たぶん竜頭蛇尾となるでしょうが、まだまだこのシリーズは続きます。(つづく)
カテゴリ:「すわる」ということ | 19:49 | comments(2) | - | -
コメント
こんにちはー。できればこのシリーズをまとめて後で読んだりしたいのですが、できればカテゴリを同じにするとかってできますでしょうか?地元ネタも楽しく読ませていただいています。
| ないとう | 2008/07/04 9:59 PM |
ないとう様 

コメントありがとうございました。いつも読んでくださってるのですね。

実はこれ書いてる僕も、まとめて読んでみたいなと思うこともあります。どんなこと書いていたか、振り返ってみたいからです(笑い)。
| 光野 | 2008/07/05 11:42 PM |
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