<< ロゴマーク? | main | 本日の勉強会 >>
縄文

9月2日(日)まで東京国立博物館(平成館)で開催されている「縄文―1万年の美の鼓動」展に、本日朝から出かけた。

9時半の時点では入場券を購入する列が科学博物館のクジラの近くまで伸びていた。

 

入場制限などあったが、1時間後には観覧できた。

 

KIMG0436_20180825151651.jpg

 

縄文時代は、約1万5,000年前(紀元前131世紀頃)から約2,300年前(紀元前4世紀頃)、地質年代では更新世末期から完新世にかけて日本列島で発展した時代であり、世界史では中石器時代ないしは、新石器時代に相当する時代である。旧石器時代と縄文時代の違いは、土器の出現や竪穴住居の普及、貝塚の形式などがあげられる。

 

縄文時代の終わりについては、地域差が大きいものの、定型的な水田耕作を特徴とする弥生文化の登場を契機とするが、その年代については紀元前数世紀から紀元前10世紀頃までで、多くの議論がある。

 

なお、沖縄県では貝塚時代前期に区分される。次の時代は同地域では貝塚時代後期となり、貝塚文化と呼ばれる。また東北北部から北海道では縄文時代の生活様式が継承されるため、続縄文時代と呼ばれる。 (ウィキペディアより)

 

KIMG0443.JPG

 

上の写真は撮影可能。下の2枚はネットから拝借したもの。

 

250px-thumbnail.jpg

 

zMS1tu9JLx0fgKElZKLxvF97e7qr5xlunJhkzzUO2V1BgBjjieUssyrGujspTEbG.jpg

 

yjimage2I7GIRJC.jpg

 

同時代の世界の土器を展示していた(これは企画の勝利)が、縄文土器の特異性を十分にアピールしていた。同時代の世界の土器は全般的にのっぺりしたもので、実用一点張りに見えた。縄文土器の特異な装飾性は僕らを引き付けて離さない。

 

柳宗理先生からも聞いてはいたが、岡本太郎の天才ぶりには改めて驚かされる。撮影可能場所に、このパネルがあった。

 

KIMG0441_20180825151556 - コピー (3).jpg

 

KIMG0441_20180825151556 - コピー (2).jpg

 

実はこの少し奥に柳宗悦(宗理先生の父)さん所有(今は民芸館所有)の土偶も展示されていた。それは芹沢啓介(染色家)さんが所有していたものを懇願して入手したものである。縄文時代の土器の美術性を彼らはいち早く見抜いていたのだ。

 

ところで、少し前の朝日新聞のGlobeに掲載されていたが、縄文人のDNAに最も近いのがアイヌ人で、続いて沖縄人だという。朝鮮半島からやってきた人に北と南に追いやられたという図式が浮かび上がる。その時に縄文が弥生に移行するというのも証明されてきている。

カテゴリ:- | 17:20 | - | - | -