光野有次の気分はバリアフリー
今や新大陸発見はできません。
また新生物や新星の発見も容易ではない。
しかし身の回りで起こる小さな「オヤ?」は発見できるかも?
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我が家の桜
2015.02.21 Saturday | by
光野有次
今年は例年よりも早咲きでした。川津桜です。
19日には既に咲いていたようです。
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08:19
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本日のパジャマ農園
2015.02.11 Wednesday | by
光野有次
今日は久しぶりに、一日ほぼ自由です。朝10時からお昼までジムに行って軽く汗を流す。ビール(じゃなく発泡酒)付きの昼食のあとは、前から気になっていたパジャマ農園の手入れです。
ロビンもヨロヨロしていますが、何か手伝うことがないかと気になって様子を見にきます。
今年の我が家の川津桜は早く咲くようです。蕾がずいぶん大きくなりました。
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15:49
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介護職のためのシーティング講座(松山)
2015.02.08 Sunday | by
光野有次
昨夜、空路で松山に入りました。本日10:30から始まりました。会場は、実は松山(伊丹十三さんに言わせるとマッチャマ)ではなく、隣の松前町でした。マツマエではなくマサキというというのは、朝になって気付きました。
きみまろさんは、どこに行っても人気です。
主催者挨拶。
いつものように、立ったり坐ったりで、重心線を実感してもらっています。
そして同じく「骨盤サポート」を実感してもらいます。以下はグループ討議の様子です。
この間に用具を実感してもらう時間があり、そのあとそれぞれの班からの報告です。
それにしても僕の猫背は天皇陛下クラスですね!
こんな感じで参加者の多くは、(たぶん)満足されて帰ってくださったようでした。
それから3時間半ほどかけて明日の講座のために広島へ。ホテルにチャックインしたあと、すぐ近くにステキな店がありました。
冷たいトマトもこうすれば、熱い鉄板の上でも大丈夫、ということに感動でした。
これはあの有名な「モダン焼き」ではありません!製作過程をご覧ください。
新しい店にもかかわらず、そしてこんな方も来ていました!勿論、いつも満席の店でした。
明日もまた頑張ります!
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00:11
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「インクル」に寄稿
2015.02.04 Wednesday | by
光野有次
僕も発足時から理事を続けている(といっても今はほとんど名ばかりだが)「公益財団法人 共用品推進機構」の機関紙「インクルNO.94」が届きました。この号のために依頼されたものです。
ちなみにネットに掲載されているのは、
NO.90です。
http://www.kyoyohin.org/ja/publicity/inkuru/index.php
工房の40年と今後の課題
でく工房 光野有次(共用品推進機構理事)
僕たちが「でく工房」の看板を郵便受けの上に掲げたのは、1974年7月1日だった。当時は重い障害を持つ子どもたちは布オムツでぐるぐる巻き、寝かせたままで食事させられていた。しかも家族から離され病院や施設での生活であった。
ところが1980年代の養護学校の拡充によって在宅児童が増え、卒業後も通所できる場を求める運動が全国各地に起こり、地域に通所施設ができていった。そのような運動ともゆるやかに連動し、「寝た子を起こす椅子づくり」は全国に広がった。
身体障害者手帳を持つ人は、40年前も補装具交付制度によって義肢・装具や車椅子など必要な福祉用具が無償あるいは小額の負担で入手できていたが、1990年に制度の改正があって、「座位保持装置」も加えられ「起こすための道具づくり」が一定の報酬が得られる仕事となった。このことで、この仕事に参入する人も増えた(40年前は3人だったが、現在の従事者数は約600名)。今では超重度の方も呼吸器や吸引機を搭載した座位保持機能を持った車椅子を活用して、家庭や地域で暮らせるようになっている。
40年前「寝たきりの方の介護」という発想しかない(子どもからお年寄りまでの)現場には、起こすための椅子やポータブルトイレのニーズはなかった。起こせる人から少しずつ起こしていったら、最後は最重度と呼ばれている人まで起こして欲しいというニーズが生まれ、起きるための椅子づくりが当たり前の仕事になった。
当初この仕事は、担当者が決まれば最初の相談から設計・製作を一人で受け持った。当時は木製の椅子が主で、塗装も縫製も一貫し、納
品まで責任を持たされていたので、収入は少なくてもやりがいのある仕事だった。
21世紀になると国産のメーカーも質の高い量産品(といっても小ロットであるが)を開発し、海外製品も制度に組み込まれ、競合するようになり、個別注文製作の座位保持装置も質の向上が要求されるようになった。工房の仕事の仕方も分業化が進み、外で応対するものと内で組み立てや縫製などに専念するスタッフと分かれてきて、少しずつ変っていった。今や昔ながらの工房は継続が困難になっている。
4年前に思いがけず戻ってきたこの工房も、その変化にどのように対応すべきか21世紀の工房のあるべき姿を模索している。現在進行形の課題である。
工房の個別注文製作の仕事によって、現場(家庭や施設など)のニーズをダイレクトに受け取ることができたことも事実である。個別の仕事の中に共通性が意識され、それを商品化するという試み(例えば障がい児のためのカーシートやクッションチェアなど)が、少しずつ評価を受け、今では世界30か国以上に輸出されるまでになった例もある。
また、のちにユニバーサルデザインの先駆けとも呼ばれ、美術の教科書にも掲載された「すくい易い食器」や、立ち上がりしやすいアームレストが付いて、座面の高さも容易に変えられるダイニングチェアは、お年寄りに優しいということでケアチェアとも呼ばれた。
子どものケアや療育の世界では「座位保持装置」は、もはや常識だが、制度上お年寄は対象になっていないため、高齢者のケア現場では、残念ながら、ほとんど知られていない。わが国の福祉政策の課題である。
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