昨日、川崎クン夫妻と大阪大学の先生たちと、美大で工業デザインを一緒に学んだ「ノーマデザイン」の野間クンも来てくれました。
「でく工房」に来る前に、「車いす工房 輪」に立ち寄りました。
代表の浅見さんが発明した動くバックレストを川崎クンに試してもらいたかったのと、電動車椅子を個別にカスタマイズする工房のことを知ってもらいたかったからです。
実際に試してもらいました。
僕らは座位が困難な方のためにシートユニットをカスタマイズしますが、どうしても座位保持ということで、一定の姿勢に留め置くことになってしまいます。だからティルトやリクライニングの機能が必要になるわけですが、それにしてもほとんど同一姿勢で、それから大きく逃れることはできません。
ヒトに限らず動物は文字通り動かないことはストレスになり、体には大きな負担がかかります。バックレストを電動で動かすというアイディアは、これからのシーティングの先駆けともいえるものと僕は高く評価しています。
詳しくは http://koborin.com/product/wheelchair/
記念撮影。
設計担当のスタッフの方と名刺交換。「ぜひ大阪に!」と川崎クンの勧め。
そして、いよいよ「でく工房」です。
彼が使っている電動車椅子のシートクッションを作っています。前回は阪大で採型しデータ化しましたが、今回はその3次元データに基づき製作されたウレタンを電動車椅子にマウントし、実際に坐ってもらい微調整を行う仮合わせでした。
うまくいったので、ここでも記念撮影。
そして夕食会。すぐ近くの石川酒造。
江戸時代から続く造り酒屋です。最近はビールも作っています。
限られた時間でしたが、おかげで密度の高い時間を共有できたことをカワサキに感謝!